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『フラガール』

『フラガール』

製作年度:2006年
上映時間:120分
監督:李相日
出演:松雪泰子 、豊川悦司 、蒼井優 、山崎静代 、池津祥子 、徳永えり
オススメ度:★★★★★

ストーリー:
昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。時代は石炭から石油へと変わり、閉山が相次ぎ、町は先細りの一途をたどっていた。そこで、起死回生のプロジェクトとして豊富な温泉を利用したレジャー施設“常磐ハワイアンセンター”が計画された。そして、目玉となるフラダンスショーのダンサー募集が地元の少女たちに対して行われた。この町から抜け出すチャンスだと考えた早苗は紀美子を誘って説明会へと向かう。説明会では、セクシーな衣装で踊る姿に、大半の応募者が逃げ出し、残ったのは紀美子と早苗の他には初子と小百合のわずか4人だけだった。そんな中、元SKD(松竹歌劇団)のダンサー平山まどかがフラダンスの教師として東京から招かれる。しかし、とある事情で渋々やって来たまどかは、教える相手がズブの素人と分かり、完全にやる気を失ってしまう…。
コメント:
炭坑の閉山で活気を失った町の再生を期して計画されたレジャー施設“常磐ハワイアンセンター”(現・スパリゾートハワイアンズ)誕生にまつわる感動秘話を映画化したハートフル・ストーリー。

ここのレビューでもかなり評価が高く、また日本アカデミー賞やブルーリボン賞で作品賞、助演女優賞などを獲得している作品であるだけに、まさにその評価に相応しい内容で最後まで観客をフラダンスで魅了してくれる作品だ。

まず一番声を大にして言いたいのが、俳優の演技のすばらしさである。
ダンサーの平山まどかを演じた松雪泰子、フラガールズのリーダー役の蒼井優、そして炭坑で働く人々を演じた豊川悦司や富司純子。それぞれの人物の立場が明確に描かれており、時代に伴う価値観の相違や葛藤が鮮明に見て取ることができる。

福島県いわき市という炭坑の町に突如として呼ばれたのが平山まどかという元SKD(松竹歌劇団)のダンサーだ。彼女は時に、先生として、女として、そして人間としていわきの人々に怒りをぶつける。だがそれは単なる怒りではなく、それぞれの人物に対しての最大の愛情表現なのである。その違いをうまく演技に盛り込んだ松雪泰子は流石だ。

そして本作の”花”ともいえる蒼井優。彼女のダンスにはなぜこんなにも情熱を感じることができるのだろうか?あの笑顔、視線、動き、素人の目からすれば全て完璧と言っても過言ではないだろう。プロダンサーとしてのオーラを身につけ演技の枠を越えたそのダンスは数多くの観客を魅了したといえる。

また忘れてはならないのが炭坑で働いている人々の姿だ。蒼井優の兄役を演じた豊川悦司、母役の富司純子は代々引き継がれた炭坑の仕事を裏切ることができず娘のフラガールズの夢に賛成することができない。だが、その均衡を破ったのがたまたま稽古場で居合わせた母と娘のシーンだ。一言も会話を交わすことなくただ踊り続ける娘とそれを見つめる母。とても重苦しく見えるシーンだが、これをきっかけに母は娘の夢に手助けをしてやることに決める。

娘のダンスを見て大きな力を受け取った母は、少しでも娘の力になるために村中からストーブを集め始める。
「ストーブ貸してくんちぇ、ストーブ貸してくんちぇ」
僕にとってこのシーンが一番心に残っている。それまでは炭坑一筋で頑張ってきた人たちがみんな力を合わせて時代を作ろうとする。そんな心温まるシーンがここに凝縮されていた。
あとフラダンスの振りには全て意味があって手話の要素を含んでいることも初めて知った。

"TO YOU SWEETHEART ALOHA"
  あなた愛しい人よ
  愛を込めて
  アロハ
  愛しています
  体中で心の底から
  笑顔は絶やさないで
  あなたのその唇に
  涙は拭って
  もう一度愛してます

これ、何かいいなと思った。

本作は”フラガール”だけでなく”炭坑”という時代背景にも重点を置いているからこそ輝きを増す作品である。この時代に生きる人々を丁寧に描いたことによりフラガールというテーマがより一層すばらしいものに感じることができるのだ。ただのサクセスストーリーに終わっていないところが本作の一番評価すべき点であるのだろう。

この映画の集大成ともいえるラストのフラダンスには素直に感動してしまった。
とても爽やかな気分になれる120分であった。
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  1. 2007/05/16(水) 22:09:03|
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